SFファンのブログですが、宇宙、歴史、人物などもとりあげています…
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨
すばる望遠鏡、アンドロメダ銀河の全体像を撮影
2013-08-09 Fri 04:32
 すばる望遠鏡に搭載され、本格的な観測を始めた超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam (ハイパー・シュプリーム・カム) が、アンドロメダ銀河M31の姿を鮮明に捉えた。アンドロメダは一般的にも有名な銀河で我々の天の川銀河の隣にある。日本やハワイから見える銀河としては見かけの大きさが最大のものだ。

すばる望遠鏡に搭載された HSC がとらえたアンドロメダ銀河M31の姿
(クレジット:HSC Project / 国立天文台)
20130731-subaru-hsc-1.jpg

そのため、従来の地上大望遠鏡ではその姿を一度に捉えることができなかったが、今回すばる望遠鏡に新たに搭載されたHSCによって、見事にアンドロメダ銀河の全容を一度で撮影することができた。HSCは満月9個分の広さのエリアを一度に撮影できる世界最高性能の超広視野カメラだ。独自に開発した116個のCCD素子を配置し、計8億7000万画素を持つまさに巨大なデジタルカメラである。


HSC補正光学系

HSC ( Hyper Suprime Cam; ハイパーシュプリームカム) は本SuMIReプロジェクト(*)2本柱の一つであり、今回、すばる望遠鏡主焦点に新たに取り付けられた「超広視野カメラ」。その名のとおり、現在のSuprime-Cam(主焦点カメラ)をより進化させたもので、9億ピクセル、重量3トンを超える巨大なデジタルカメラとなっている。
このHSCの一部である補正光学系は、最大で直径1メートル近くもある7枚のレンズが鏡筒の中に組み込まれ、高さは1.7メートルもある。主焦点の光学収差および大気分散を補正するため、「補正光学系」と呼ばれている。

補正光学系。レンズ表面が見える。
(クレジット: 国立天文台・HSC プロジェクト)
fig2b.jpg

この「すばる主焦点超広視野カメラ(HSC)補正光学系」は、キヤノン株式会社宇都宮光機工場で鏡筒製造、組立調整(レンズ群の組込み作業等)、性能検査(光学性能検査)がなされ、完成したもの。
すばる望遠鏡に当初から搭載されているSuprime-Cam(シュプリーム・カム)では、アンドロメダ銀河の一部 (満月よりやや広い視野) をシャープに撮影できていたが、HSCの登場により観測の効率がさらに大きく高まった。

*SuMIRe (すみれ)プロジェクト(Subaru Measurement of Images and Redshifts) は、すばる望遠鏡を用いて、超広視野イメージングと超広視野分光という最先端の宇宙観測を通して、ダークマター・ダークエネルギーの正体を究明し、宇宙の起源と未来を解き明かそうという計画。

20130731-subaru-hsc.jpg

すばる望遠鏡に当初から搭載されているSuprime-Cam(左下、中央) と、今回HSC(右)が写し出したアンドロメダ銀河M31の視野の比較。黄色い枠は過去にSuprime-Camで撮影された領域を示します。左上には月の典型的な見かけの大きさが示されている。(クレジット:国立天文台)




主要な部分の組み上げが完了した HSC の全体像。
高さがおよそ3メートル、重さがおよそ3トンの巨大デジタルカメラだ。
(クレジット: 国立天文台・HSC プロジェクト)
fig1.jpg

カメラ部の内部・焦点面に並ぶ CCD。
(クレジット: 国立天文台・HSC プロジェクト)
fig2a.jpg

すばる望遠鏡SEEDSプロジェクト、「第二の木星」の直接撮影に成功

東京工業大学・東京大学・国立天文台を中心とする研究チームは、地球から約60光年離れた太陽型の恒星(GJ 504)を周回する惑星GJ 504 bを、世界で初めて直接撮像法で検出することに成功した。この惑星は、惑星の明るさから質量を推定する際に生じる不定性が小さく、質量推定の信頼度が極めて高いものだ。これまで直接撮像された惑星と比較して、最も暗くかつ最も温度が低いことが分かっており、「第二の木星」の直接撮像にこれまでで最も近づいたと言える。


20130805-seeds.jpg

すばる望遠鏡HiCIAOによる、太陽型恒星GJ 504のまわりの低質量惑星GJ 504 bの赤外線カラー合成画像。コロナグラフにより中心の明るい主星からの光の影響は抑制されているが、それでも抑制できない成分が中心部から放射状に広がっているのが見える。
右はノイズに対する信号強度を画素ごとに表わしたもので、惑星検出が十分に有意であること、主星のまわりの成分はノイズであることを示している。主星は太陽に似た恒星で、おとめ座の方向、約60光年の距離にある。(クレジット:国立天文台)

本研究成果は、米国の天文学専門誌『アストロフィジカル・ジャーナル』に掲載される予定となっている。





別窓 | 宇宙 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 | Metamorphoses Islands | 宇宙論についての一考察 Part-3  ビッグバン理論の問題点>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 
 
 
 
 
 
  管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| Metamorphoses Islands |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。