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ホモサピエンスの人口増加がネアンデルタール人を滅亡させた?
2011-08-03 Wed 02:24
現生人類の人口の爆発的増加がネアンデルタール人を滅亡させた主原因―

このような新学説が7月28日の米国の科学誌サイエンスに発表されました。


英国ケンブリッジ大学の研究チームが行った調査では、現生人類とネアンデルタール人の人口比率は、新人類10に対して旧人類1の割合。



ネアンデルタール人の少女の復元イメージ
Neanderthal_child.jpg


復元されたネアンデルタール人の頭骨(前)と現生人類の頭骨(後方)
supremacia-numc3a9rica-dos-humanos-acelerou-fim-de-neandertais.jpg

ネアンデルタール人は埋葬をしていたことが分かっている
neanderthal (1)


この人口比率の差は、当然のように食料の確保― 獲物を見つけ狩りをする― には人数の多いほうが成功しやすい(現生人類)、という種にとって生存のために決定的なメリットを4万年前にもたらした。 それにプラスしたのがホモサピエンスがもっていた、はるかに”進んだ社会性”、つまりグループ活動だったという。

研究チームのポール・メラース(Paul Mellars)とジェニファー・フレンチ(Jennifer French)の二人の調査員は、現生人類はネアンデルタール人より進化した人類であったため、道具をより効率的に使用する術や、食べ物の少ない冬に備えて食料を保存する方法なども習得していたと推測している。

研究チームが発表した新説は、フランス南部ペリゴール地方で初期の現生人類であるホモサピエンスの集落跡の発掘調査を実施し、遺物や痕跡を分析した結果推測されたものである。
発掘調査では、ホモサピエンスが住んでいた痕跡が多数見つかった。これまでで最大のホモサピエンスの集落のほか、数多くの道具や動物などの食料の食べかすが大量のに発見されていることから、ネアンデルタール人がこの地域から追い出された可能性があるとしている。

また、ホモサピエンスの集落に残されていた石器や宝飾品、工芸品がネアンデルタール人のものよりもはるかに手が込んでいたことから、ホモサピエンスはネアンデルタール人よりも複雑な社会ネットワークを構築し、頭脳も発達していたと考えられるという。


研究を率いたポール・メラーズ(Paul Mellars)氏は、こうした技術・行動などの面での進化によってホモサピエンスは、欧州全域にわたってネアンデルタール人が住んでいた地域に進出し、定住することに成功したと指摘。ホモサピエンスの大量侵入のため、ネアンデルタール人は住み馴れた地域から生活環境のさらに厳しい地域へと追いやられてしまったのだろうと推測している。そんなネアンデルタール人に、約4万年前に欧州全域を突然襲った寒波が最後のとどめを指したのだろうと推測。

しかし、この新設に対してはすでに専門家たちから反論が出されている。スペインのバルセロナ大学のホアン・ジリャオ教授は、ケンブリッジ大学の研究チームが行った調査方法は旧式であり、またすでに発表されている研究結果では、遺伝学的、考古学的に見てホモサピエンス人がネアンデルタール人にとって代わったのではなく、同化であると指摘している。



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