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ロゼッタ探査機 10年の旅
2014-09-06 Sat 08:12
 ESA(欧州宇宙機関)が2004年3月2日に打ち上げたロゼッタ探査機が、8月4日、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に無事到着した。
ロゼッタ探査機は10年という長い年月をかけて目的である彗星に到着したわけだが、天文学的には10年という時間は一瞬の何億分の一かも知れない。 (ちなみに日本の「はやぶさ探査機」は7年かかって地球に帰還しているが、これははやぶさにトラブルが発生したために帰還が遅れたものであり、当初の予定通りであれば4年で帰還する計画であった)


アリアン5Gロ+ケットでフランス領ギアナから打ち上げられたロゼッタ探査機
KOU01-182614-pih.jpg
Credit: ESA/CNES/ARIANESPACE


ロゼッタ探査機は、大きさ2.8m×2.1m×2.0m、質量は約3,000kg もあるという巨大なもの。 観測機器も、カメラ、レーダー、マイクロ波、赤外線など11台の観測センサーを積載しています。 比較にはならないかも知れませんが、はやぶさ探査機の大きさは約1 m × 約1.6 m × 約2 mで質量は約510 kg とロゼッタ探査機の6分の1です。

ロゼッタ探査機は地球スィングバイを3回、火星スィングバイを1回行った末に、ようやくチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に接近できたわけですが、下の動画を見るとロゼッタ探査機の航行ルートと惑星スィングバイの様子がよくわかります。これだけスィングバイを行えば、当然、目的地である彗星に到着するまでに膨大な時間(10年間)がかかるのは当然ですが、宇宙航行(旅行?)では燃料の節約のためにスィングバイを行うのは当然で、ほとんどの探査機がこの航法を使うのは常識となっています。

ロゼッタ探査機の航行軌跡


ロゼッタ探査機のスケジュール

2004年3月2日:打ち上げ。
2005年3月4日:最初の地球スイングバイ。
2007年2月25日:火星スイングバイ、火星の北半球と2つの衛星を撮影。
2007年11月7日:カタリナ・スカイサーベイによってロゼッタが2007 VN84という地球近傍小惑星として「発見」される。
2007年11月13日:二度目の地球スイングバイ、地球の夜側を撮影。
2008年9月5日:小惑星 (2867) シュテインスに接近。
2009年11月:三度目の地球スイングバイ。
年7月10日:小惑星 (21) ルテティアに接近。
2011年6月8日:太陽からの距離が遠くなり、太陽電池では発生電力が十分得られないため冬眠モードに入る。
2014年1月20日:冬眠モードから復帰。
2014年5月:チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星へ接近(写真撮影開始)。
2014年8月6日:彗星へ到着(周回軌道)[2]。
2014年11月:彗星への着陸機フィラエの投下および着陸
2014年11月-2015年12月:太陽を周回する彗星の活動状況を観測。
2015年8月13日:彗星が近日点を通過(太陽に最接近)
2015年12月31日:ミッション終了予定。


熱保護シートなしのロゼッタ探査機
7_after thermal blanckets
Credit: ESA/CNES/ARIANESPACE


Destockage_S1B_01.jpg
Credit: ESA/CNES/ARIANESPACE


宇宙空間を航行中のロゼッタ探査機の想像図
rosetta20140117_1.jpg


チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到着したロゼッタ探査機の想像図
pia17666_9.jpg

ロゼッタ探査機はこれまでに60億キロを航行。2011年6月からは、太陽からの距離が遠くなり、太陽電池では発生電力が十分得られなくなったために冬眠モードに入っていた。太陽に近づいた今年1月、冬眠状態から復帰し、5月からは、奇妙な形状をしたチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の画像撮影を開始し、画像を地球に向かって送信始めた。
現在、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星から100kmの距離にあり、人類が今までに見たことのない彗星の詳細な画像を地球に送っている。今後は、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星表面から50kmの距離まで近づいたあと、30km圏内で彗星の円軌道に入り、今年11月に観測機フィラエを投下し、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の表面に着陸させる予定ですが、人類初となるこの彗星調査、結果が待ち遠しいですね。

降下中の着陸機フィラエ
landing on comet 67P



最後に、今回、ロゼッタ探査機が観測をするチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星。

どのくらいの大きななのか視覚的にわかるCGがあるのでここに載せます。

67P_roth.jpg

67P_roth2.jpg

想像以上の大きさですね...








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