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インフレーション宇宙論の綻び?
2014-06-30 Mon 07:13
 今年3月、ハーバード大学などの研究チームが、アルベルト・アインシュタインが予言した宇宙の“重力波”の観測に成功したと発表し、世界中で話題をさらった。宇宙は138億年前の誕生直後から急激に急激に膨張したことを示す証拠を初めてとらえたと発表したが、この発見が誤りだった可能性が大きくなってきた。

 研究チームは南極の望遠鏡で観測を行い、ビッグバンの名残である宇宙マイクロ波背景放射(CMB)と交差する驚くほど強力な重力波の痕跡を発見したと報告した。1980年台初頭に佐藤勝彦・自然科学研究機構長と米物理学者アラン・グース博士が提唱した「インフレーション(急膨張)」理論を裏付ける観測結果と科学界では受け取られ、「ノーベル賞級の成果」と話題になった。

南極点望遠鏡(South Pole Telescope, SPT) Credit: Wikipedia
South_pole_telescope_nov2009.jpg



 ところが、このチームは6月19日、米国の物理学専門誌に新たに論文を発表、「観測した波の痕跡全体が、銀河の塵によって生じた可能性を排除しきれない」と追加説明をした。原始重力波の痕跡観測という結論は撤回していないものの、「他の装置による、さらなる観測を待つ必要がある」と一転、慎重姿勢に転じたのだ。

宇宙インフレーション理論 Credit: Wikipedia
640px-Inflation_Universe.png


 現在、この主張が批判にさらされている。フランス、オルセー理論物理学研究所の物理学者アダム・ファルコウスキー氏は12日、素粒子物理学をテーマにしたブログで、「専門家は研究チームの間違いをはっきり指摘している」と発言している。

 ファルコウスキー氏の指摘は基本的に、天の川銀河の塵から放出されるマイクロ波の影響と天空の全域に広がるちりから放出されるマイクロ波の影響を混同しているというものだ。CMB(宇宙マイクロ波背景放射)と交差する重力波を観測したと主張する場合、2種類のマイクロ波を慎重に区別し、分析の対象から外さなければならない。

 研究チームは“間違いを認めた”とファルコウスキー氏は主張しているが、研究チームであるハーバード大学のジョン・コバック氏とチームの一員であるミネソタ大学のクレメント・プライク氏は「サイエンス誌」と「ニュー・サイエンティスト誌」で否定している。プライク氏は「サイエンス誌」で、ファルコウスキーの主張は“全くのでたらめ”だと切り捨て、研究結果を覆す意思がないことを明確にしている。

 ただし、プライク氏は同じ「サイエンス誌」で、チームが作成した塵の地図は、ある学会の発表に基づくもので、ヨーロッパの人工衛星プランクが観測した公のデータに基づくものではないとも述べている。これが研究結果を不透明にしているのは確かだ。しかし、南極での観測は比較的塵が少ない条件だったと思われる。また、コバック氏は4月にマサチューセッツ工科大学(MIT)で研究結果を発表した際、研究チームが続けている観測の初期の結果も重力波の発見を裏付けるものだと示唆している。

揺らぐインフレーションの証拠

 アメリカ、ボルチモアにあるジョンス・ホプキンス大学の物理学者マーク・カミオンコウスキー氏は、衝撃波の観測は“インフレーションの動かぬ証拠”だと評価している。インフレーション理論では、初期の宇宙が誕生から1秒足らずで想像を絶する大きさまで膨張したと想定されている。
 研究チームが発表した研究結果は4月にもインターネット上での批判を切り抜けている。チームが観測したという重力波は実際には銀河の“電波のループ”が生み出したものだと、3人の宇宙学者が主張したのだ。これらの批判はいったん収まり、新たな批判に取って代わられたようだ。

 10月には人工衛星プランクのチームが宇宙マイクロ波背景放射の最新の地図を公表することになっており、研究チームが観測した重力波の影響が確認されれば、現在の争いも収束するだろう。南極やチリでは同様の目的で別の研究が進められているため、研究チームの観測結果を最終的に裏付ける発見があるかもしれない。 ソース:http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140515004


 インフレーション理論が生み出されたのは、ビッグバン理論を無理なく説明できるためであるが、『宇宙論について考える』でも述べたように、そもそもビッグバン理論そのものが正しい理論ではないため、時とともに新たな観測結果や発見などのもとでビッグバン理論、インフレーション理論そのものも共産主義のように使いものにならない過去のものとなるであろう。





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