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2億年前の巨大隕石 日本で発見 生物大絶滅の原因?
2014-01-29 Wed 05:34
隕石衝突のエネルギーは広島型原爆の30億倍

約2億年前に地球に衝突した巨大隕石(いんせき)の証拠が日本で見つかった。大規模な環境変化が起き、多くの生物が死滅した可能性がある。恐竜を絶滅させた隕石衝突のはるか以前にも、大事件が生き物たちを襲っていた。

航空機の窓から見えるマニクアガンクレーター その巨大さが伺える
Manicouagan crater





直径8キロの巨大隕石

 カナダ東部のケベック州に直径100キロに及ぶ巨大クレーターがある。中生代三畳紀後期の2億1500万年前、隕石の衝突で形成された「マニクアガンクレーター」だ。

 熊本大の尾上哲治准教授(地質学)らは、この隕石から放出された物質を岐阜県と大分県の地層で発見。元素分析の結果、隕石は最大で直径約8キロ、重さ5千億トンの巨大サイズだったことを突き止め、9月に論文を発表した。

 巨大隕石は衝突時のエネルギーで高温になり、蒸発して雲が発生。温度が下がると、水蒸気が冷えて雨粒ができるように、隕石の成分が凝固して球状の微粒子ができ、地球全体の大気中に拡散した。

 やがて微粒子は降下して海底に堆積した。海底のプレート(岩板)は、地下深部から上昇するマントルの影響でゆっくりと移動し、日本列島に到着。海溝から列島の下に沈み込む際、表面の堆積物がはぎ取られて陸側に貼り付き、地表まで押し上げられた。


ISS(国際宇宙ステーション)からも見えるマニクアガンクレーター
400px-Odale-manicouagan-01_areal.jpg



海洋生物が激減

 地球に衝突した隕石は、恐竜を絶滅させた最大直径14キロの巨大隕石が有名だ。白亜紀末の6500万年前、メキシコのユカタン半島に落ちた。

 今回の隕石はこれに迫る大きさで、秒速20キロで落下したと仮定すると、そのエネルギーは広島型原爆の30億倍に相当する。隕石から放出された硫黄によって硫酸の雲ができて寒冷化したり、二酸化炭素の増加で温暖化するなどの急激な環境変化が地球規模で起きた可能性が高い。

 地球の歴史を振り返ると、多くの種類の生物が一斉に死滅する大量絶滅が5回起きている。今回の隕石が落ちた時代はこれまで、大量絶滅はなかったとされてきた。
 しかし、研究チームが岐阜県の地層に含まれる化石を調べたところ、この時代に放散虫という海洋プランクトンが大規模に絶滅したらしいことが分かった。

 尾上氏は「この時代はあまり研究されておらずノーマークだったが、大量絶滅が起きていた可能性は十分にある」と話す。今後は欧州など世界各地で同じ時代の地層を調べ、さまざまな生物の絶滅の度合いや環境変動を詳しく解明する計画だ。

Manicouagan-Crater-570x449.jpg



運良く生き残った生物が爆発的な進化を

 生物の大量絶滅の原因は隕石だけでなく、多くの学説がある。研究が盛んなのはペルム紀末の2億5200万年前に起きた史上最大の絶滅だ。三葉虫など海の無脊椎動物の約9割の種が死滅した。
 当時の地球はマントルの大規模な上昇流で超大陸パンゲアが分裂を開始し、現在の5大陸に分かれ始めたころ。火山活動が異常に激化し、シベリアで溶岩が洪水のように流れ出たことが絶滅の原因として有力視されている。
一方、東大の磯崎行雄教授(生命史)は、地球磁場の変動が本質的な原因とみる。マントルの下降流で地球の核内の対流パターンが変化して磁場が弱まり、降り注ぐ宇宙放射線が増えて大気の分子が電気を帯び、雲が増えて寒冷化したとの仮説を唱えている。


エネルギーは広島型原爆の30億倍


 ただ、こうした環境変化が絶滅につながった直接の証拠はなく、大量絶滅の原因やメカニズムはまだ不明な点が多い。隕石による気候変動も、隕石の成分や落下場所によって影響は異なるという。
 大量絶滅は生物にとって危機的な出来事だが、逆にチャンスでもある。運良く生き残った生物が爆発的な進化を遂げ、新たな繁栄を築く契機になるからだ。恐竜が今も地上を歩き回っていたら、人類は誕生しなかっただろう。

 磯崎氏は「大量絶滅は進化の加速装置だ。人類を含む地球生命の将来を予測したり、われわれがなぜ存在しているのかを見つめ直す視点を与えてくれる」と話す。
 直径10キロの隕石が地球に落ちる頻度は約1億年に1回。今の大陸が集合して新たな超大陸ができるのは約2億年後という。栄枯盛衰を繰り返してきた生物は、次の大事件をどう乗り越えるのだろうか。(参照記事


034.gif



チクシュルーブ・クレーター

恐竜を含む大型爬虫類はじめとする多くの生物が絶滅した白亜紀末(約6550万年前)の大量絶滅については、現在のところ、多くの科学者たちが支持している原因がメキシコのユカタン半島に落下したチクシュルーブ・クレーターだ。
チクシュルーブ・クレーターは直径は約160Kmという巨大な小惑星で、既知の地球上のクレーター(隕石衝突跡)では三番目の大きさであり(フレデフォート・クレーター、サドベリー・クレーターに次ぐ)、顕生代(5億4200万年以降)に形成されたことが確認されるものとしては最大級である。

チクシュルーブ・クレーターの大きさについては諸説あるが、2010年にサイエンス誌に掲載された説では、小惑星の大きさは直径10-15km、衝突速度は約20km/s、衝突時のエネルギーは広島型原子爆弾の約10億倍、衝突地点付近で発生した地震の規模はマグニチュード11以上、生じた津波は高さ約300メートルと推定されている。

チクシュルーブ・クレーター
チクシュルーブ・クレーター


恐竜:絶滅、1回の小惑星衝突が原因 12カ国のチーム、米科学誌に発表

 恐竜など白亜紀末期の生物大量絶滅は、現在のメキシコ付近への1回の小惑星衝突が原因とする論文を、日本など12カ国の国際チームが5日の米科学誌「サイエンス」に発表した。約6550万年前に地球環境を一変させた破壊的衝突の全容も明らかにした。大量絶滅をめぐっては、複数の地球外天体衝突説、火山噴火説も出されているが、研究チームは「否定された」と結論付けた。

直径10~15キロ、秒速20キロ

 チームには、地質学、古生物学、地球物理学、惑星科学など専門家41人が結集。メキシコ・ユカタン半島の巨大クレーター「チチュルブ・クレーター」(直径約180キロ)が形成された時期の世界各地の地層などの最新データを、解析し直した。
 その結果、チチュルブ・クレーター形成と大量絶滅の時期は一致▽他の天体が前後に衝突した痕跡はない▽6550万年前ごろは火山活動が活発ではなかった--と判明。クレーター形成による環境変化は、大量絶滅に十分だったとした。
 チームによると、衝突した天体は直径10~15キロの小惑星、衝突速度は秒速約20キロ、衝突時のエネルギーは広島型原爆の約10億倍、衝突地点付近の地震の規模はマグニチュード11以上、津波は高さ約300メートルと推定された。
 衝突による放出物は世界約350地点で確認された。放出物は大量のちりとなり、太陽光がさえぎられて地球上が寒冷化。5~30度の気温低下が約10年続き、海のプランクトンや植物が死滅、食物連鎖の上位にいた恐竜などが絶滅したと考えられるという。
 この際、海底に生きる一部のプランクトンや、体が小さく食料が少なくてすんだ哺乳(ほにゅう)類は生き延び、後に多様化したとみられる。
 チームに参加した後藤和久・東北大助教(地質学)は「チチュルブへの衝突によって生物の大量絶滅が起きたという説が揺らぐことは、もはやないだろう」と話している。(参照記事


地球年表史



034.gif


巨大地震(プラス巨大津波)、小氷河期、異常気象とか最近とかくニュースやレポートに取り上げられ、話題になっていますが、隕石(小惑星)の衝突はこれらの災害がコップの中の波に見えるほどの破滅的な壊滅をもたらします。
NASAの試算によると、直径10kmの隕石が地球に落下する確率は1億年に1回だそうです。これは1億メガトン、広島型原爆 50億個分の破壊力があります。

次に、直径10Km以上の隕石(小惑星)が地球に落下したら… インパクトによる死者より、多分、「衝突の冬」による食料不足によって人類の9割くらいは生存できないだろうと思います。

ちなみに、2004年12月24日、NASAは小惑星アポフィスが2036年に地球に衝突する可能性を発表しましたが、のちの再計算で、アポフィスが地球に衝突する可能性はほとんどないことが分かりました。
小惑星アポフィスは太平洋上の、カリフォルニアとハワイの間に衝突すると予測されました。直径400m近いこの小惑星はTNT火薬510メガトン相当の衝撃をもたらし、発生した津波はハワイを沈め、アメリカ西海岸を壊滅させ、環太平洋地域は全滅し日本も原型をとどめなくなります。

それでも“しぶとい”(?)人類は5千万人~7千万人くらいになっても生き残るかも知れませんが、隕石が空中爆発したら、生存率はさらに下がります。
1908年にロシアのツングースカで起きた空中爆発では、300平方kmが焼き尽くされ、800万本もの樹木がなぎ倒されました。調査まで10年以上も要したこともあり、原因は特定されていないものの、直径60mほどの隕石が空中爆発したという説が最も有力です。

巨大隕石の空中爆発は地球全域のオゾン層を破壊し、有害な紫外線を増加させます。大量発生した窒素酸化物は酸性雨となり、動植物の生育を阻害…
こうなると、人類の生存率は数パーセントになってしまうでしょうね。

人類の次に地球に君臨する動物は何でしょう?


参照サイト:人類〔科学技術文明〕と環境の関係
      生物史から、自然の摂理を読み解く


          


          




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